大井町「わたしの提案・意見」へ投稿した内容に回答ありました
石黒愛子
大井町は平成4年12月10日に町議会決議により非核平和都市宣言を表明しています。しかし、町役場周辺を歩いて、その決議を示す看板や記念碑がないか調べたのですが見当たりません。大井町在住が長い人に聞いても知る人は少ないようです。
毎日の生活の基本になる「平和」「非核」について町民のみんなに意識があれば町民間の支え合い、助け合いが町全体に拡がるのではないでしょうか。(平和を町のキャッチフレーズにしている自治体もある)まして、2017年に「核兵器禁止条約」が国連で採択され、そのために活動し続けたICANがノーベル平和賞を受賞したことから、大井町をはじめとする全国の非核平和都市宣言自治体の存在と役目は大きいと思います。
このような社会情勢だからこそ大井町としてあらためて行動・意志表示(モニュメント設置も含め)をすべきだと考えますがいかがでしょうか。
未来を担う子どもたちへの大人からの贈り物としてご検討いただければ幸いです。
さて、平成30年3月5日付でいただきましたご意見について、次のとおり回答いたします。
本町は、平成4年12月10日に憲法の平和精神に則り、核兵器の廃絶を訴え、真の恒久平和を希求する「非核平和都市宣言に関する決議」を制定しました。
本町の非核・平和関連の施策につきましては、戦没者追悼慰霊祭や核兵器断絶平和行進などへの支援、平和資料図書・DVD・紙芝居の貸し出しなどを行っております。
現在のところ、非核平和都市宣言標柱や記念碑、モニュメントなどは設置しておりませんが、町内外に広く非核平和の取り組みを発信し啓発していくことは必要なことと考えます。
今後は、非核平和都市であることをより意識し、関連部署と連携を図り、核兵器の廃絶と平和な世界への実現に向けて取り組んでまいりたいと思います。